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「女性の日」にも涙を流す「女性労働者」

‘여성의 날’에도 눈물 흘리는 ‘여성노동자’ : 네이버

 

 <3・8世界女性デー> 法も無視した労働者、10年を解雇闘争に

民衆言論「真の世界」 ユン・ジヨン記者  2015.3.6 

 

3・8世界女性デーを前にしても、笑うことのできない女性労働者がいる。解雇生活の10年間、度重なる訴訟の末に、最近、大法院から敗訴判決を受けた人たちだ。もちろん、警察のセクハラで長期間の法的攻防を繰り広げ、大法院で勝訴した労働者もいる。しかし、戻るべき職場は消えてしまって久しく、事件の記憶は傷痕として残り、長く彼女たちを苦しめている。

 

(1)先月26日、大法院が、現代自動車牙山工場の社内請負労働者7人全員を、違法派遣と認定した。現代自動車のすべての工場で社内請負は違法派遣に該当する、という判決だ。しかし、正規職労働者の地位の認定についての判断は異なった。大法院は、違法派遣であっても、勤務期間が2年を超えない労働者3人については、正規職労働者の地位を認定しなかった。今年で解雇生活13年目を迎えるクォン・スジョンさんは、正規職の地位を認められなかった3人の労働者のうちの1人だ。会社の違法が認定されても、現場に戻ることは遥か彼方になった。10年間の法的闘争の末、違法派遣の判決を引き出したことが一方では、なぜかわからない虚脱感が消えない。

 クォンさんは、2002年9月、現代自動車牙山工場に入社し、デザインライン、電装検査の行程で仕事をしてきて、翌年に解雇された。過去12年の解雇生活の間、彼女は、休みなく会社を相手取って、違法派遣の闘争を展開してきた。「初めは、大法院で違法判決を受けることになって喜びました。ところが、組合員たちが涙ぐみながら私を慰めたのです。でも、私は、負けたというよりは、法院が恥知らずだ、中途半端な判決で現代自動車を助けてやったな、という思いでした。しかし、時間が経つにつれて、虚しい気持ちが湧いてくるのです。現代自動車の会社をくれと言ったわけでもないのに、正規職労働者の何がそんなに大ごとで、人が傷つき、命まで失わなければならなかったのかという虚脱感で、虚しいのです。」

f:id:eastasianpeace:20150309201806j:plain    解雇者生活を送って、ありとあらゆることを経験した。2006年のリュ・ギヒョク烈士の死後、分会長だったクォンさんは、ゼネストに突入した後、現場でスト集会を開いた。断髪式の後、集会を終えようとした時、3~4百人のスト破り傭員が現場を覆い尽くした。現場で初めて発生した傭員の侵奪事件だった。熾烈な揉み合いが続き、クォンさんはスターレックス車両に拉致された。「傭員たちが私を拉致して、スターレックス車両に乗せ、会社の近くをぐるぐる回って、田んぼに捨てたのです。断髪したまま、靴や眼鏡も失くして、チョッキも破れて、並大抵の騒ぎではなかったです。」クォンさんは、現代自動車が提起した工場の「立ち入り禁止仮処分申請」に違反した容疑で、実刑まで受けた。「もともと、罰金だけ払えば済むものが、異例の法定拘束になりました。『天安に行ってくる』と母にあいさつして家を出たのに、拘束されてしまったのです。2007年7月から8か月間、過ごしましたよ。」

長い解雇生活は、生計も圧迫する。労組と組合員から提供された解雇者基金で生計を立てたが、2010~2012年の3年間、無収入で生活しなければならない時期もあった。今回の判決で大法院は、違法派遣については認定したが、クォンさんをはじめとする3人を現代自動車の労働者として認定しなかった。未払い賃金も請求できなくなった。パク・チョンシク烈士が自ら命を絶った現代自動車牙山工場の正門前を見ると苦痛を感じ、数多くの管理者の嘲弄と暴力の記憶がクォンさんを苦しめるが、会社と法院はついに彼女を見捨てた。それでもクォンさんは、まだまだ元気だ。「勝訴した同志たちが、私に心配するなと言いました。一緒に会社に連れて戻ると言うんです。」過去12年の時間のように、クォンさんは再び、違法派遣撤廃と復職闘争に立ち上がる準備を整えている。

 

(2)現代自動車の違法派遣判決が出たその日、大法院は、KTX女性乗務員34人が提起した労働者地位確認などの請求訴訟で、原告敗訴の判決を下した。10年間の解雇生活、7年間の法的闘争の果てに出た判決だった。労働者たちは、結局、涙をこぼした。1審と2審の判決をすべてひっくり返した大法院の判決を信じることができなかった。キム・スンハKTX乗務支部支部長は、「まったく予想外の判決だった。曖昧な表現が乱れ飛び、鉄道公社の肩を持つために苦労したことがありありと見てとれる判決文だった。常識的な判決ではない。」と鬱憤を吐露した。

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 10年を辛うじて持ちこたえてきた彼女たちに、大法院の判決後、青天の霹靂のような知らせが舞い込んできた。訴訟費用と、判決に従って支給されてきた生計費など、1人当たり1億ウォンほどの金額を鉄道公社に支払わなければならない、というものだった。職場を失い、数多くの苦痛に耐えてきた彼女たちは、今、家庭さえも破綻する危機に直面している。彼女たちは、記者会見を通じて、鉄道公社に対して公式に、条件なしの対話をしようと要求したが、公社の答えはまだない。久しぶりに解雇者たちが集まり、現在直面している状況を共有して、対策を話し合った。「もう一度、できる限りの最善を尽くそうと意見が一致しました。破棄還送審が残っているから、別の証拠を探し、最善を尽くして裁判の準備をしようと。解雇された鉄道労組乗務支部の組合員が交渉を通じて復職した事例があるだけに、闘争を通じて、公社と協議点を見つけることもできると思います。いずれにせよ、今回の判決は、労働者は闘争によって要求を貫徹しなければならないということを確認する契機になりました。」

 彼女たちが歩まなければならない道は、いまだ茨の道だ。体を酷使する闘争も何度かしたが、彼女たちを最も苦しめるのは、周囲の歪曲された視線だ。「今も、私たちの記事が出ると、誤解する方たちが多いのです。契約職、非正規職であることを知って会社に入りながら駄々をこねている、ただ食いをしようとしている、というものです。私たちは、KTX乗務員という職業自体を希望して入社した者です。私たちは、今まで、ただの一度も正規職化を要求したことがありません。私たちが要求していることは、乗務員は鉄道の安全を扱う業務なので、鉄道公社が直接雇用して管理しなければならないということです。」10年前に350人で始まった同志が、今では34人に減った。しかし、いまだに劣悪な労働条件で勤務するKTX女性乗務員は存在する。解雇された34人の闘争も、鉄道労組に加入した『KORAIL観光開発(株)』所属のKTX女性乗務員の闘いも、いまだ進行中である。

 

(3)前月12日、キリュン電子のパク・ヘンナン組合員は、大法院から、警察のセクハラ加害の事実を認定された。長い長い5年間にわたる法的闘争の結果だった。しかし、いまだに傷は癒えていない。セクハラの加害者である公権力は、加害の事実を否定するばかりか、むしろ女性労働者に歪曲された容疑をかけた。加害者である警察は、被害者を名誉毀損で告訴し、検察は被害者を不拘束起訴するという事態まで繰り広げられた。大法院は、加害者の加害事実を認定し、加害刑事と大韓民国が損害賠償の責任を負わなければならないと判決したが、加害者の誣告および偽証罪については無罪判決を下した。パク・ヘンナン組合員は、いまだ心的苦痛で鬱憤を吐露している。

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 「最も傷ついたことは、(加害者が)嘘をついて、私を完全に金の亡者扱いしたことです。そんな点がいつまでも傷になるのです。」事件は2010年4月6日に発生した。その日、キリュン電子の労使問題でトンジャク警察署で取調べを受けていたパクさんが、下痢をしてトイレに行き、男性の刑事はパクさんが入っていたトイレの扉を開けた。パクさんは、恥ずかしさのあまり涙を流して抗議をし、失神して応急室に運ばれた。労組はトンジャク署のセクハラを糾弾し、記者会見を開いた。しかし、トンジャク署は、虚偽の事実を流布して名誉毀損を受けたとして、被害者を検察に告訴した。はなはだしくは、加害刑事は、労組がセクハラ事件を闘争に利用しようとしていると主張した。

 「キリュン電子の非正規職の闘いがよく知られていないので、(セクハラ事件を)利用して闘争の知名度を上げようとした、と主張したのです。そんな考えはまったくなかったのに、まるで私を泥棒みたいに追い込んだのです。自分の過ちを棚に上げて私に罪をかぶせる過程が辛かったです。」いまだに傷が癒えておらず、マスメディアのインタビューも毎回、避けてきた。今も、その時のことを思い出すと、苦しみが押し寄せてくる。「テレビでセクハラのニュースが出ただけで、まるで自分のことのように思えるのです。トイレに行っても、男女共用のトイレに行くとその時のことが思い出され、神経質に変わることもあります。辛かったです。今回の判決後、人々がおめでとうと言うのですが、事実、私には頭が痛い傷なんです。」

 

 法院で勝訴したものの、いまだ彼女が耐えなければならない辛さは、あまりにも多い。2005年の解雇後から8年6ヶ月目の2013年5月に職場に復帰したが、6ヶ月後に会社が夜逃げをしたので、再び街頭に出て座り込んだ。社会的合意は弊履のごとく捨てられ、またも長い闘争に立ち上がらなければならなかった。昨年の冬にも、彼女たちは、厳冬の地面を這いながら五体投地を行った。「解雇が長引くので、生活が最も苦しいです。交通費だ何だとものすごく上がって、最近、特に苦しいです。それでも、労組活動をして世の中のを知っていくのがいいです。私が闘いを放棄して場を離れたとしたら、それがまた私にとって傷になるでしょう。私が自分を傷つけることも、他人を傷つけることもないです。組合員たちに対する義理もあるけれど、この場を捨てて出て行ったとしても、外の生活がより良い生活ではないはずですから。」