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101日目に煙突籠城を解除したイ・チャングン「ひどい苦痛と孤独だった」

韓国の労働問題

101일째 굴뚝농성 해제한 이창근 “너무 고통스럽고 외로웠다”-민중의소리

民衆の声  オク・キウォン記者  2015.3.23

 労使間の円滑な交渉のために籠城の解除を決心…「会社と同僚を信じる」

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整理解雇問題の解決を求めて101日間の高空籠城を行ったイ・チャングン金属労組双龍自動車支部政策企画室長が、23日午後、京畿道平澤市チルゲ洞の双龍自動車平澤工場の煙突から降りて来ながら手を振っている。

 

 「双龍自動車解雇者」イ・チャングン金属労組双龍自動車支部政策室長が、航空籠城101日目に大地を踏んだ。

 「解雇者の復職」などを要求して、昨年12月13日から双龍自動車平澤工場の高さ70mの煙突で籠城を行っていたイ・チャングン室長が、籠城101日目を迎える23日、籠城を解除した。イ室長は、22日午後、自分のフェイスブックを通じて、「煙突に登っていることが、下手をすれば円滑な交渉の進行にとって障害物になるようだ。101日目になる明日(23日)午前10時30分、大地を踏む」と表明していた。

 イ室長は、予定時間より2時間遅い午後12時46分に、煙突から降りてきた。100日間の籠城期間中に溜まった衣類、ゴミなどを滑車ですべて下ろした後だった。髪の毛と髭がぼうぼうに伸びたイ室長は、煙突の横に設置された階段を使って自力で降りてきた。イ室長は、階段を降りながら、労組員と取材陣に向かって手を振る場面もあった。その後、イ室長は、キム・ドゥクチュン支部長の同行のもと、健康状態の検診などのために平澤博愛病院に移動した。

 双龍自動車の解雇者であるキム・ジョンウク、イ・チャングン氏は、昨年11月の整理解雇無効訴訟で大法院が会社側に軍配を上げるや、復職を求めて、昨年12月13日に煙突に登った。ともに籠城を行ったキム・ジョンウク氏は、去る3月11日、健康などの問題で高空籠城を中止していた。

 イ・チャングン室長は、籠城解除に先立って、映像通話を通じて、籠城を終える感想などを表明した。彼は、「二度と労働者がここに登らないことを願っている。ひどい苦痛と孤独だった。」という言葉で話を切り出した。続いて、「この間、多くの人々が訪ねて来てくれたり関心を持ってくれて、メッセージを残した」と述べ、煙突の内部に直接書いた「私も愛している」という文字を公開した。イ室長は、「交渉が行われている状況で籠城を続けることが、交渉進行の妨げになることもあり得る。チェ・ジョンシク社長と同僚を信じると言ったのに籠城を続けていくことは、良くないようだと(籠城解除を)判断した」と語った。

 金属労組双龍自動車支部は、イ室長が降りてきた後、工場の正門で記者会見を開き、「イ室長の決断を尊重する」として、「今度は、会社が答える番」だと言明した。支部は、「対立と葛藤を継続するのか、話し合いで協調するのかは、会社にかかっている」として、「24日の株主総会と25日の経営委員会、26日の第7次交渉で労使対立を解消する決断が下されることを願っている」と語った。

 記者会見に出席したキム・ジョンウン首席副支部長は、「煙突は人が住める場所ではなく、住んではならない場所」だと述べ、「煙突に解雇労働者が101日間いなければならないということが、この会社の悲しい現実を代弁している」と声を強めた。続いて、「双龍自動車の解雇者たちが、資本に追い出されて政府と公権力に踏みにじられながら、7年の時間を耐えてきた」と述べ、「今回の問題で、双龍自動車の問題がすっきりと解決し、二度と解雇者が路上に追い出されることがないことを願う」と語った。

 民弁のクォン・ヨングク弁護士は、「(昨年11月の)大法院判決があったが、国民の多数が判決に同意していない」として、「今、会社が、解雇者の問題と犠牲になった同僚たちの名誉回復、損害賠償仮差押えなどの問題の解決に乗り出さなければならない」と語った。さらに、「籠城解除を契機に、双龍自動車の問題が早期に解決されるよう、市民社会が力を合わせる」だろうと付け加えた。

 警察は、この日、イ室長に対して、業務妨害および住居侵入容疑で逮捕令状を執行した。警察関係者は、「イ室長の健康状態を見て調査を進める予定であり、検察と協議して、拘束延長申請の可否を検討する計画」だと発表した。

 一方、去る1月、金属労組双龍自動車支部と会社側が5年5か月ぶりに交渉を再開したが、△解雇者の復職△26人の犠牲者の支援△損害賠償・仮差押えの撤回△双龍自動車の正常化という4大議題の合意点を見つけられずにいる。来る26日に第7次交渉が行われる予定だ。

 

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イ・チャングン室長が、23日午後、煙突籠城の現場から映像通話で立場表明をしている。

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金属労組双龍自動車支部が、23日、平澤工場の正門前で記者会見を開き、イ・チャングン企画室長の煙突籠城に対する会社側の誠意ある回答を要求している。