アメリカCIAフロント組織から多額の資金を受ける「デイリーNK」高英起氏の差別加担

 

1)CIAフロント組織「米国民主主義基金」からの多額な資金

 

「デイリーNK」は、アメリカCIAのフロント組織「米国民主主義基金(NED)」より、毎年多額な資金を受け続けている組織です。

 2014年度は日本円換算で約4,320万円と、朝鮮半島地域の中で「米国民主主義基金」より最も多くの資金を受けていることが、「米国民主主義基金」のサイトにて確認できます。

 

2014年「米国民主主義基金」の朝鮮半島地域団体への資金提供額
No 団体 金額 円換算
1 The Daily NK $360,000 4,320万
2 Radio Free Chosun $310,000 3,720万
3 North Korea Development Institute $210,000 2,520万
4 Citizens’ Alliance for North Korean Human Rights $205,000 2,460万
5 Center for International Private Enterprise $113,913 1,367
6 NK Watch $100,000 1,200万
7 Democracy and Market Economy Training $100,000 1,200万
8 Basic Democracy Education and Journalism Training for North Korean Citizens $95,000 1,140万
9 North Korean Writers in Exile PEN Center $80,000 960万
10 Democracy and Media Training for North Koreans $80,000 960万
11 NK Youth Club $72,000 864万
12 Korea Human Rights Foundation $70,000 840万
13 Increasing Communication between North and South Koreans $62,000 744万
14 Center for Korean Women and Politics $60,000 720万
15 North Korea Strategy Center $50,000 600万
16 Young Defectors’ Alliance for North Korean Human Rights $45,000 540万
17 NAUH (Now, Action and Unity for Human Rights) $30,000 360万
18 Network for North Korean Democracy and Human Rights $20,000 240万

2014 National Endowment for Democracy Annual Report より

* 1ドル=120円にて換算

 

デイリーNKへの資金提供に関する記述は、下記の通りです。

 

The Daily NK Freedom of Information $185,000(※円換算:約2,200万円) 
 …Supplement: $175,000(※円換算:約2,100万円)

 

2014年NED追加資金の約2,100万円と、2014年末のデイリーNK日本語版サイト復刊との関係が気になります。

 

※「米国民主主義基金(NED)」については、仏紙「ル・モンド」の「米国民主基金という名の工作機関(ル・モンド)」に記された下記記述が参考になります。

 

”イラン、チリ、ニカラグア等々、米中央情報局(CIA)が繰り広げた「汚い戦争」が、1950年代から何度もスクープされた。これらの事件は米国内でさえ、時にスキャンダルを巻き起こした。米国政府はその後、レーガン大統領によって米国民主基金の創設を見ることになる。この新機関はCIAより目立たないし、何よりも問題沙汰になりにくい。だが、その目的は変わらない。反政府派への資金援助を通じて、非親米的な政府に揺さぶりをかけるということだ。"

 

 2)デイリーNK高英起氏の印象操作、対象者を曖昧にした差別加担

 

その「デイリーNK」の高英起氏が、2015年7月24日にFacebookで、下記の通り投稿しておりました。

 

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どの学校の卒業生にもおかしな人はいると思いますが、一部の人の発言を具体的に取り上げることもなく真偽も確認できないような状態で、さも朝鮮学校コミュニティ全体の人権意識を代表するかのように書いてます。

上記投稿は、朝鮮学校コミュニティが差別意識を持っているとの印象を日本人に抱かせて、日本政府の差別政策を黙認させることを目的にしているのでしょう。

 

高英起氏は、2010年3月には朝鮮学校への高校無償化適用に反対する記者会見を開き、日本政府の差別政策に加担しました。今はあからさまに表現せず、狡猾に印象操作を行っているようです。

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さらに高英起氏は、10月21日と23日のFB投稿にて下記の通り記しました。 

 

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「在日界隈の許されない差別発言」、「(差別発言をした)名前は明かしませんが、在日コリアン」との言葉を見ると、ある日本人の差別発言から、「日本人界隈の許されない差別発言」、「(差別発言をした)名前は明かしませんが、日本人」と高英起氏は記すのだろうかと思います。
 
なぜ、差別的な言動をした本人に直接批判したり、名前を上げることなく、「在日界隈」、「朝鮮学校OB(現役も)」などと記すのでしょうか。
差別発言をした当人やその周辺の人たちが発言について知れば、その中で批判や議論が起こり、差別の問題を考え人権意識を高める契機となるはずです。

投稿内容とは逆に、高英起氏は在日朝鮮人の中で差別発言が発せられることを望み、当人に気づかれないように投稿を覗き見しながら対象者を曖昧に書くことで、在日朝鮮人社会や朝鮮学校関係者を貶め、在日朝鮮人への差別加担を行い続けたいのでしょう。

 

批判的な質問にはブロックして答えず、幼稚な揶揄を繰り返すことも、在日朝鮮人社会の人権意識を批判的に考察した「在日本朝鮮人人権協会」の真摯な取り組みとは真逆な姿勢に思えます。