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韓日「慰安婦」合意に対する(韓国)人文学協同組合の声明

日本軍「慰安婦」問題

日本軍性奴隷被害者の人権を朴槿恵のファッション外交が踏みにじった
―韓日「慰安婦」合意に対する(韓国)人文学協同組合の声明―

 

 12月28日、韓日両国政府が合意した「慰安婦問題解決方案」を直ちに廃棄せよ。被害者が同意しない合意は合法的な手続きを取り繕った不法なのだ。国会の承認が必要な公式合意文書さえ作らなかった拙速な野合をもって実効性を主張するのは国民相手に詐欺を働くことにほかならない。

 

 日本軍性奴隷被害者問題の解決の核心は、日本政府が「強制連行」と「法的責任」を認めるか否かにかかっている。また歴史的事実に基づいた真の謝罪と正当な賠償にある。今回の共同声明は、どこにも以上の内容は盛り込まれていない。少女像の撤去を交渉のカードとして受け入れた朴槿恵政府のあきれた外交は安倍政府と言論プレイに弄ばれる口実を与えてしまい、人権問題で最終的かつ不可逆的な解決を取り引きした非常識な行いは、厳重なる国民的な抵抗に直面することになろう。

 

 必要に応じてあきらめてもかまわず、いく文にもならない金銭で売り飛ばしてもいい人権などない。にもかかわらず、韓米日政府は日本軍性奴隷被害者の問題を取り引きの対象にしてしまった。安値で人権と女性の戦争被害を捨ててしまった三国の政府の非倫理性は歴史の審判台に立たされるだろう。

 

 安倍政府は外交の基本も知らない相手に圧勝しせせら笑っているが、アジアを破局に追いこんだ歴史の罪を償うことになるだろう。朴槿恵政府の貧しい人権意識と歴史認識はアジア民主主義の歴史における恥かしい汚名である。無能で無責任な自分たちの醜態を省みる能力が少しでもあるのか疑わしい。狡賢い日本政府と白痴に近い韓国政府を操って最悪の外交惨事に至らしめた舞台裏の仲裁者はアメリカ政府であった。彼らが企てるアジア覇権戦略は平和ではなく不幸な歴史の繰り返しをもたらすだろう。今回の事態により韓米日三国政府は日本軍性奴隷被害者の人権を踏みにじった共犯になった。

 

 朴槿恵政府はやってはいけないことをやってしまった。やるべきことをやってこなかった過去の罪に決して劣らない失政といえよう。絶えず疑われ否定され続けてきたこの政権の正当性は今回の事態で再び破綻した。朴槿恵大統領は恥辱的な韓日合意に対し国民の前にひざまずいて謝罪しなければならない。大韓民国の大統領とは強大国の利益ではなく国民の尊厳を守らなければならない席である。それを果たす能力がなければ自分の分に応じた道を選ぶべきであろう。

 

 日本からはたったの一銭も受け取ってはならない。韓国にはすでに屈辱的な韓日協定の経験がある。1965年、韓日会談に対する強い反対の声を押し切って、朴正煕は3億ドルをもらい日本軍性奴隷被害者及びすべての植民地支配被害者の請求権問題を一方的に終わらせてしまった。「被害者の同意」がなかった点、「最終的な解決」を合意した点、合意文書に対する両国の恣意的な解釈が蔓延ってしまった点などにおいて、当時と今はとても似ている。日本政府は1965年請求権交渉を根拠に現在も法的責任を回避している。日本軍性奴隷問題に「最終的かつ不可逆的な解決」などはありえない。国家暴力と戦争犯罪に犠牲になった人々の生と人権をいくらかの金銭で取り引きできるという発想は野蛮の歴史を引き伸ばすことである。たった今私たちの時代に歴史の過ちが繰り返されるのを防がなければならない。

 

 以上の理由に基づき、私たちは韓米日三国政府に次のように要求する。

 

 1.日本政府は戦争犯罪の事実を直視し、責任ある態度で謝罪して懺悔せよ。
 2.アメリカ政府は日本軍性奴隷被害者問題に介入するな。
 3.今回の外交惨事の主犯である朴槿恵大統領は国民に謝罪し交渉の無効化を宣言せよ。

 

2015年12月31日

人文学協同組合

 

[出典] 인문학협동조합 공식 블로그 : 네이버 블로그