「少女像撤去」の立場の民団...駐日大使「慫慂」論議

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駐日韓国大使が在日同胞団体の民団に、少女像撤去を要求するように直接要請したものと明らかになりました。

日本の安倍政権と同じ主張を行うことが、韓国大使として正しいことなのか、議論が起きています。

イ・ジョンホン特派員です。

 

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[JTBCニュース動画]「少女像撤去」の立場の民団...駐日大使「慫慂」論議 [日本語字幕]

 

[記者]
先月18日付のイ・ジュンギュ大使のフェイスブックです。
「在日同胞の被害は現在進行形である。大使として痛みを無視することはできない」と民団が少女像撤去を要求したという記事を掲載しています。
 
しかし先月6日、この大使が立場発表を先に要請したとの証言がありました。
 
民団中央本部の関係者:「あなたが(少女像問題の被害)直接当事者として声を出していただくのが、全体的な努力の一つになると...」
 
実際、民団はその1週間後、「慰安婦少女像をなくすということが、100万在日同胞の共通考えだ」と明らかにしました。
 
金富子・東京外国語大学大学院教授:「駐日大使館が民団を通じて政治的介入をしてはなりません。なぜなら、在日同胞社会にも様々な声もありますので。」
 
1年に80億ウォンの政府支援を受けている民団は悪化した日韓関係の打開のためのものだったと説明しました。
 
大使の要請を民団が拒絶するのは難しいのが現実だとの指摘もあります。
これをよく知っている大使が、少女像撤去を要求するようにしたのは適切でなかったという批判が出ています。

東京から、JTBC イ・ジョンホンでした。
 
※「慫慂」:他の人が勧めてそうするように仕向けること。
 

【出典】[JTBC] "소녀상 철거" 입장 낸 민단…주일 대사 '종용' 논란
http://news.jtbc.joins.com/article/article.aspx?news_id=NB11413428