朴裕河「帝国の慰安婦」
昨年、平壌で第7回労働党大会を取材中だったBBCの記者が金正恩労働党書記の失礼な報道をしたという理由で3日間抑留された。同じ頃に日本の産経新聞記者も、朴槿恵大統領に関する記事のために8ヶ月間抑留された。名誉毀損と出国禁止という法律用語を使ったが…
鄭栄桓(チョン・ヨンファン)『忘却のための「和解」―『帝国の慰安婦』と日本の責任―』(世織書房 2016年3月)1800円+税 1 『帝国の慰安婦』、何が問題か2 日本軍「慰安婦」制度と日本の責任3 歪められた被害者たちの「声」4 日韓会談と根拠なき「補償・賠…
* 2016年7月14日 「教授新聞」に載せられた書評<朴裕河は被害者の内面を「発見」したのか?>(ハングル、http://www.kyosu.net/news/articleView.html?idxno=32745)を若干変更したものです。 ------------------------------------------------------------…
1日、ソウルのプルン歴史アカデミーで開かれた『誰のための和解なのか』翻訳出版記念講演会で入国が禁止された著者、鄭栄桓氏がライブ動画で講演会に参加している。発言しているのは『帝国の慰安婦』著者の朴裕河氏=チェ・サング世界同胞連帯事務局長提供 …
日本軍'慰安婦'被害者の女性たちと民主社会に向けた弁護士会が1月28日午前、ソウル麻浦区延南洞「平和の家」で、日本軍'慰安婦'問題に関する韓日外交長官会談が国際人権基準と国連勧告に合致するのかを問う国連請願書提出のための記者会見を行った。金ミョン…
●岡野八代 (同志社大学教授) 日本軍「慰安婦」問題の解決のために直視すべきは、日本軍性奴隷制という、いまだ法的に裁かれていない国家犯罪の歴史であり、その制度の下で被害にあった女性たちが、この歴史的犯罪に対して、国家としての責任をとるよう訴えて…
Ⅰ.概要 ●ソウル東部地方検察庁刑事第1部(部長検事グォンスンボム)は「帝国の慰安婦」著者AOOが、上記の本を介して日本軍慰安婦被害者の名誉を毀損した事件を捜査して2015 年11月18日、AOOを名誉毀損罪で在宅起訴した。 ●検察は、国連の調査資料、大韓民国…
‘제국의 위안부’ 논쟁 2라운드…왜 이 책을 쓴 걸까 : 일본 : 국제 : 뉴스 : 한겨레 2014年2月19日、ソウル鍾路区中鶴洞の日本大使館前で開かれた「慰安婦問題解決のための定期水曜デモ」で、市民たちが大使館前の少女像に花模様のチマとセクトンチョゴリを着…
『前夜NEWSLETTER』Vol.4, 2008.5.3(編集・発行特定非営利活動法人前夜)掲載 発行元の「前夜」と座談会参加者様のご厚意により転載いたします。 ■目次 『和解のために』をめぐる政治状況 非歴史的アプローチ 日本批判がむずかしいという現実 日本の知識人…
2015年3月27日の安倍首相「慰安婦は人身売買犠牲者」発言は、朴裕河著『帝国の慰安婦』と、毎日新聞・山田孝男氏からの影響があるように筆者は考えます。 ・安倍首相、主語省いたまま「慰安婦は人身売買犠牲者」(2015年 3月27日) 『安倍首相は27日、米ワシ…
徐京植さんと高文研のご厚意により、『植民地主義の暴力』(徐京植著、高文研、2010年)に所蔵された論考「和解という名の暴力」を公開する許可をいただきました。誠にありがとうございます。 ■目次 「国民主義」とは何か 植民地責任論 「道義的責任」という…
元朝日新聞主筆の若宮啓文氏が『東亜日報』コラム(日韓は「共通の価値観」を捨てるな)にて、韓国社会に苦言を述べておられました。コラム・パラグラフの代表フレーズを拾って、論旨を箇条書きにすると下記の通りです。 1)中国が日本や韓国とは違った統制…
■目次 1. 名誉毀損対象の引用目録と日本語版の表現 2.「帝国の慰安婦」韓国版の目次 3.「帝国の慰安婦」日本版の目次 『帝国の慰安婦』書籍の出版等禁止及び接近禁止の仮処分決定で、下線部分の削除を行わない書籍を出版を禁じた引用目録と、日本語版との表…
ソウル東部地方裁判所が2015年2月17日、『帝国の慰安婦』が被害者の名誉を毀損しているとして出版停止と接近禁止を求めた裁判において、「著書内容のうち34カ所を削除しなければ出版、販売、配布、広告などをできない」と一部訴えを認めた仮処分決定を下しま…
언어의 감옥에서 - 일본의 죄와 책임 문제에 대한 서경식의 대답 (김영선씨 정리) 1.四度目の機会 - 「昭和」の終わりと朝鮮 36年間朝鮮を植民地支配をしていた日本は、朝鮮についてどう思うか?朝鮮に対する日本の見方をある程度推測することができた事件…
明治学院大学 鄭栄桓准教授による朴裕河『帝国の慰安婦』書評の各回内容を下記の通り整理しました。 (1)朴裕河『帝国の慰安婦』の「方法」について 証言や資料のつぎはぎ、つぎはぎされた資料群からも導きだせない根拠なき解釈 (2)朴裕河『帝国の慰安婦』の…
ディアスポラの目 半年ぶりにソウルへ来た。5日間の短い滞在だ。訪韓の第一目的は出版社担当編集者と翻訳者に会う事だ。現在3冊の新刊準備が進んでいる。二番目の目的は「和解という暴力」との題の講演をするためだ。「和解」という美名の下、被害者に妥協…
質問:「慰安婦」問題だけでなく、最近の日本の政治家たちの妄言が度を超えています。最近このように激しくなっている右傾化の風、教授はどのように見ておられますか。 朴裕河氏:はい、右傾化といっても、とても多くの面があるので、一言で話すのは難しいの…
(建国大学校 法学専門大学院 イ・ジェスン教授による「帝国の慰安婦」書評) 朴裕河教授が慰安婦問題に関し、韓国社会の常識となった見方を克服するために、慰安婦のもう一つの真実を暴露したいと論争の火ぶたを切った。 朴教授の言葉のように、ある問題をめ…
「『日本軍慰安婦』論争·②」忠南大学校 ユン・ミョンスク(尹明淑)専任研究者インタビュー イ·ジェホ記者 、ソ・オリ記者 (プレシアンより翻訳) 日本軍「慰安婦」をめぐる論争に関する専門家インタビュー、その2回目は、忠南大学校 ユン・ミョンスク専任…
(ハンギョレOpinionより翻訳) 最近話題になっている<帝国の慰安婦>を今になって読んでみた。いくつかの印象を受けたが、最も問題に感じられたのは、「運動」を眺める朴氏の視点であった。 「日本の支援の動き」が「政治化」され、「帝国日本」だけではなく…
(ソウル大学イ・ジュンウン教授による朴裕河著『帝国の慰安婦』書評) 問題の本である。慰安婦9名が最近朴裕河教授のこの本を出版、販売、広告の禁止をソウル東部地裁に仮処分申請を出した。この本を私たちの社会で事実上なくそうというものである。本が偽…
<帝国の慰安婦>の議論について読んで見るに値するいくつかの文をリンクします。 マスコミが扇情的に再生するフレームから脱してさまざまな面で考えてみるべき問題であるようだ。 朴裕河教授やパク・ノジャ教授のどちらも脱民族主義(または脱国家主義)の観…
(イ・ミョンウォン慶煕大教授のPPSS 6月17日 記事より) 1. ナヌムの家と「慰安婦」被害者が朴裕河教授が出版した<帝国の慰安婦>の出版禁止の仮処分申請と名誉毀損訴訟をして、これに対して朴教授が対応、訴訟をしたことに遺憾の意を表します。現在の状況で…
<プレシアン>は2007年4月13日、朴裕河世宗大教授(日文学)の寄稿文を載せた。朴教授は、日本のある講演で行った発言がいくつかのメディアを通じて「慰安婦問題、韓国も責任がある」は、ネチズンらの猛非難を受けることになると、朴教授は自分の立場をもっ…